オーバーホールの際に新品のハンマーを
取り付けますが、そのハンマーをファイリング
(ハンマーを削る)します。
また、中古ピアノについている中古のハンマーも
ファイリングをします。
この2つのハンマーでは根本的に違う事があります。
それは、中古のハンマーには長年使用されたことに
よって、ハンマーに弦の溝(跡)が付いていることです。
弦の跡が深くなるほど、ハンマーは変形したり硬い
音がしたりと不具合が起ります。
当然、変色もしていますし一度ファイリングをして
適正な形に戻してあげる必要があります。
何度もファイリングを繰り返すと、当然ハンマーも
小さくなっていきますし、弦の溝が深すぎて最適な
形状まで戻せないようなハンマーも存在します。
そうなってくると、ハンマー交換の時期ということに
なってきますので、調律師さんからお話があった
場合は御検討下さい。
綺麗にファイリングをされ、しっかりした整調をして
あるピアノを見ると、嬉しくなる調律師は僕だけでは
ないはず!(=^_^=) -S-